アコーディオン・ラプソディー。 [MUSIC]
(FB転載)
楽器が好きです。兵器の対極にあるのは楽器なんだ、といつも思います。
オカリナの柔らかな曲線、クラリネットの金属と木管の融合、リコーダーやギターから感じる木の温かさ、
震える弦、震える風…どれも人を励まし、癒す力がある気がして。
で、先日ギター教室用に一つ新しく古いギターを手に入れ(変な言い回しですね^_^;…1966年製の矢入貞雄の
「地」のギター。メインのアコースティックがK.YAIRIなので、クラッシックはオールドのS.YAIRIで☆)、
その流れでヤフオクをつらつら見ていたら、ふとある楽器に目が行ってしまいました。小学校の時に器楽部で
担当していたアコーディオン。懐かしいな~トンボ。ヤマハもあったな…エキセルシァーか…50万円当たり前の
高級機だな…と見ていたらジャンクで1000円のエキセルシァーが。下手すりゃ50年前? という代物でしたが、
強く惹かれるものがあって最終的に5000円台で落札。今日届きました。
要修理の箇所のあるかなりのポンコツですが、鳴らした音は涙が出るほど温かく懐かしい響きで、今までどんな
人がこれを抱いてどんな音楽を鳴らしてきたんだろう、と30分くらい抱いたままぼんやりしてしまいました。
明日からまた楽しみが増えました(^_^)。
……で、翌日!
池袋のマツイ楽器さんのところに行ってきました(^_^)。→マツイ楽器
アコーディオン職人の松井さんはこの世界ではとても有名な方。バンドネオンをちゃんと直せるのは
この方だけとか。
で、昨日のアコーディオンを見ていただいたのですが、なんとエキセルシァーNY時代のもので、最低
でも60年は過ぎてるね~とのことでした。ということは工場がイタリアに移る前の1924年から1948年で、
あっちこっち画像を検索しまくっていたら、そっくりの色違いが1930年代として出ていました。
まさかの戦前☆ 父が生きていたら今年78歳だったはずなので、ほぼ父が生まれた頃のもののようです。
それで色々中の様子を伺って、結局オーバーホールに近い修理をしていただくことに。喘息を止める
基本的な処置だけしてもらおうと思っていたら、肺移植の手術になっちゃった☆ という感じですが、
想像していたよりも2、30年超えていたので仕方が無いと納得。「エキセルシァーだから大丈夫。しっかり
したもんです。ちゃんと直ります」のお言葉に、う、ウチのおじいちゃんをよろしくお願いします、の
気持ちで預けてきました。良くなって退院してくるのを楽しみにしています~。
アコーディオン職人の松井さん。プロの方々からも絶大な信頼を寄せられている方です。
不安だったので、あちこち調べまくってこちらに決めましたが、どこが悪いのか、どう直すのかを
素人にも分かるようにきちんと説明してくださり、安心してお願いできる方でした(^_^)。
広角しかレンズを持っていなかったので、ちょっと痩せちゃったかも…☆
一度間近に見てしまってから、憧れていた独奏用アコーディオン。ベースの無い、32鍵くらいの合奏用
なら子供の頃にソプラノ・アルトと使ったことがあったのですが、当時調べて一発撃沈☆
新品で50万~100万円が当たり前の世界で、アップライトのピアノと 堂々タメを張る楽器なのでした(+_+)。
今回、中の消耗部品を替えれば新品同様になる、と言われたのでとても楽しみです。ヤフオクから
届いた時の、大分へばっていますね、という状態の時でも音色の素晴らしさに打たれたので…。
そして、その工房からの帰り道に見た池袋の光景がこちら。広角を使ったので、何だか見たことの
ない場所のように感じました。
アコーディオンは触ったこともないですが、よくみると管楽器の名前のボタンがいくつかついてるんですね。
ということは、音色を変えられるということ?! ということすら知らないということです^^;
by ぜふ (2013-02-05 23:03)
武器を捨てて楽器に持ち替えたら世界は変わりますね!
by ぱぱくま (2013-02-06 00:22)
ぜふさん、私もこんな複雑なタイプは初めてだったので知らなかったのですが、
H・M・L(ハイ・ミドル・ロー) と三枚のリードの集合体があって、その組み合わせで
音色が変わるのです。ベースも三種類あるようです。特にベース部は恐ろしく複雑
で、一つのボタンで三つのリードが開くのでコードを弾けるとのこと。ボタン120も
ある…。覚えられるかしら(^_^;)。
ぱぱくまさん、私もそう思います。兵器は楽器に。それでは物足りない人は
銃のスコープではなく、カメラのファインダーで照準を合わせて素敵な写真を
シューティングする。平和で裕福な国に生きているものの戯言(ファンタジー)と
しか捉えられないかもしれませんが、そうであればいいのにと願って止みません。
by masugi (2013-02-06 00:52)
兵器と対極にあるのが、楽器、その通りと、うなずいています
どんな様子で退院してくるのか、楽しみ、待ち遠しいですね
by engrid (2013-02-06 01:10)
汚れているネットや錆びている金具類も全部取り替えてくださるそうで
楽しみにしています~(^_^)。
by masugi (2013-02-06 08:31)
すごい、クラッシックな姿から生き返るね~
実家の父が20年ほどアコーディオンやってました。
子供のころから触っては音出してみましたけど、
ボタンの存在、あれがなかなか難しかったです。
by nicolas (2013-02-06 20:02)
今日、ネットであのベース部分について見てみましたが、
なるほど! の理路整然とした配列になっていることが分かり感動。
対位ベース音が一列目、ベース音が二列目、メジャーコードが三列目、
マイナーコードが四列目、セブンスコードが五列目、ディミニッシュセブン
コードが六列目…でした(120ベースの場合)。
にこちゃんのお父さまもアコーディオンやってたんですね! 20年はまたスゴイ☆
私も頑張ります~。
by masugi (2013-02-06 23:41)
練習されている曲、何超だかこっそり教えて下さい。
家の電子ピアノで練習してみます^^
池袋はフジフィルムがあるので、持ち込み修理で
たまに行きます。美味しいランチのあるお店がありますよ。
by chichiの母 (2013-02-10 10:13)
「パリの空の下」はこちらの動画で耳コピしています。
角谷さんというアコーディオン奏者の方の演奏です。何調というのは
良く分からないのですが、最初の音はBから始まっています。
http://www.youtube.com/watch?v=xrfu574p1Y4
「人生のメリーゴーラウンド」は、ネットで楽譜を見つけて
練習していたのですが、その楽譜だと最初の音がAから始まっているのに、
原曲を聴きに行ったらD始まりでした…orz
でも、もうある程度覚えちゃった手を変えられないのでそのままでやって
います☆
そう、池袋にフジありますね~。大門にあった頃はぎりぎり自転車で
行っていたのですが…。でも、以前使っていたカメラはキリーエドナの
バッグを作っている方にあげちゃったので、今フジのカメラ無いんです。
時々あの色が懐かしくなります(^_^)。クロームモード…。
by masugi (2013-02-10 15:17)
>兵器の対極にあるのは楽器なんだ・・・
何て名言♪♪
by ベアトラック (2013-02-19 06:51)
そして、カメラは兵器の代替品、という感じがします。
照準を定めて、息を殺してショット。でも奪うのは命では
なくてその影だけで(^_^)。
by masugi (2013-02-19 07:57)
修理代、結構かかるんですか?。
by かみねんど (2013-03-06 15:54)
うふふふ、言えません(^_^;)☆
by masugi (2013-03-06 17:21)